雨のち晴れ

うつ病と向き合い、生きています。

実家へ帰る

母からの電話で実家に帰ることになった。

それからは本当に記憶がほとんどない。

どうやって毎日を過ごしていたのか‥。

部屋からほとんど出ず、毎日暗い映画を観て死にたいと思っていた。

ただ覚えているのは、周りからどう思われているのか、情けない‥。

そういう感情だけがはっきりとしていた。

そんな生活も続けば、両親はイライラしただろうし、今思えば本当に申し訳ないと思うけれど、いちばん酷かったし、つらい時期だったから、あの一言は本当につらかった。

『そんなんだったら精神科に行きな!』

そう怒鳴られたときは、本気で死のうと思ったし、実際リストカットをしたこともあった。

まぁ、実際痛くてかすり傷程度しかできなかったけど。

それから、部屋にナイフを隠して生活するようになった。

本当はいちばん身近な家族には理解してほしかった。

理解じゃなくても、わかろうとしてほしかった。

今でもそうだけど、やっぱり精神疾患に対しての認識が無さ過ぎるのが、生きづらさの原因だと思う。

強い人ばかりじゃない。

今でこそHSPだったり、うつ病だったり、いろいろな言葉が広まりつつあるけれど、理解している人って本当に少ない。

実家にいてもつらい日々だった。

でも一人で生きていけるお金もなかったし、どうすることもできなくてただただ息をしているだけだった気がする。

 

そんなとき、私を救ってくれた希望があった。